なぜアメリカンバイクをやめたのか

まだバイクに乗り始めたばかりのころ。
そして、アメリカンバイクにしか興味がなかったころ。

SNSで知り合った女性に、一緒に走ってもらったことがありました。
わたしより年下やけど、若いころからバイクに乗っているベテランさん。
バイクに乗っている姿も、めっちゃかっこいい😍

その人が乗っていたのが、W650でした。
こんなに美しいバイクがあるのかと、驚いたのを覚えています。

当時はアメリカンバイクしか目に入っていなかったわたし。
でも、このW650との出会いは、ずっと心の片隅に残っていました。

大型バイクに乗りたかったわけじゃない

それから月日は流れ、わたしは大型二輪免許を取りに行くことにしました。
といっても、最初から大型バイクに乗りたかったわけではありません。

もっと上手に乗れるようになりたい。

もう一度、基本から学びなおしたい。

それが一番の理由でした。

コロナ禍で、ライディングスクールも開催されていない。
それなら、もう一度教習所に通って、しっかり学びなおそう!
そう思って、大型二輪免許を取りに行くことにしたのです。

ところが……。

教習所で大型バイクに乗っているうちに、だんだん大型バイクが欲しくなってきた(笑)

そして、頭に浮かんだのが、あのW650でした。

ドラちゃんを手放すなんて考えられない

バイク乗りって、自分のバイクへの愛情がすごいですよね。
もちろん、わたしもそう。

ドラッグスター250、通称「ドラちゃん」が大好きでした🏍

曲がりにくくても、大好き。
カスタムして、自分好みのバイクに仕上げてきたドラちゃん。
一緒に走った思い出もいっぱいあります。

だから、大型バイクに乗りたくなったときも、最初は増車を考えていました。

大型バイクを買っても、ドラちゃんにも乗り続けたい。
どちらか一台を選ぶなんて、考えられなかったのです。

でも、現実はそう甘くなかった。

どうしても、2台置く場所がなかったんです。
もちろん、バイク用のガレージを借りるという方法もあります。
でも、できることなら、いつも自分のそばに置いておきたい。

そんな気持ちもあって、なかなか決心がつきませんでした。

友だちの一言で、手放す決心がついた

ずっと迷っていたわたし。
そんなとき、友だちがかけてくれた一言で、ようやく決心がつきました。

「バイクは、乗ってもらってバイクなんやで。
置いておくだけなら、誰かに乗ってもらったほうが、ドラちゃんも幸せやで」

……確かに、そうや。

乗るためにあるバイク。

それなのに、置いておくことしかできないのなら、もっと乗ってくれる人のところに行ったほうが、ドラちゃんにとっても幸せなのかもしれない。

そう考えるようになりました。

もちろん、簡単に割り切れたわけではありません。
大好きなドラちゃん。

できることなら、ずっとそばに置いておきたかった。
でも、ドラちゃんにも幸せになってほしい。

そう思って、泣く泣く手放すことにしました。

わたしがアメリカンバイクをやめた理由

大型バイクに乗ることを決め、ドラちゃんとお別れしたわたし。
でも、アメリカンバイクが嫌いになったわけではありません。

むしろ、今でもアメリカンバイクは大好きです。
あの低いスタイルも、独特の雰囲気も、やっぱりかっこいいと思う。

だけど……。

アメリカンに乗るなら、やっぱりドラちゃんがいい。

わたしにとって、ドラちゃんはそれくらい特別なバイクでした。

だから、今も新しいアメリカンバイクを探す気にはなれない。
ドラちゃんの代わりはいない。

それなら、もうアメリカンには乗らない。
そう決めました。

アメリカンバイクをやめたのは、嫌いになったからではありません。

他には代えられない、大好きな一台に出会ってしまったから。

それが、わたしがアメリカンバイクをやめた理由です。

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